許せる力を鍛えることの大切さ。

確かに、故意ではないにせよ、御恩がある相手に対して不義理をしたとき、不義理になるような事態になってしまったとき、躊躇することなく、素直に謝罪することはとても大切。筋が通らないことを人として放置するのはよくないこと。
でも、それ以上に許す力を持つことは、もっと大切だなと思う。
それには生を授かっていることへの日々の感謝があって、自分が生きる道にかかわってくださる方々を幸せにしたいと思うことが、自分の幸せであると思える大人でありたいし、そういう大人だからこそ、許す力を持てるのだと思う。
誰しもがそれなりに年を重ねれば、人脈や力をもつことは、あたりまえのことであり、それを振りかざすのは誰にでもできること。
そんな大人、ちょっとカッコ悪いかもな。
ましてや、余命が迫れば迫るほど、そんなことで回りに集まる人を減らすなんて、寂しいことです。