能力と役割

能力と役割。
能力があるからといって役割を果たせるわけではない。
また、役割があるからといって能力が充分あることは稀である。

13年前に創業した自ら創業した会社。創業2年目の年度末に1回目の倒産の危機。更に3年目の年度末に月末残高50万円、2回目の倒産の危機。累損解消後、証券会社さんからのお声がけで、上場を検討するも籾倉自身が未来価値を創り出せず断念。その後失速。
そして、3年前の3回目の倒産の危機を経て、再浮上。累損解消目前、新規の施策の打率も高く、再度ベンチャー気質を担保できる企業へと変貌を続けてくれている。

一番の成功要因は、自分が代表権を返上し、株主としての後方支援に徹したことではないかと振り返る。

大切なことは、根本的に謙虚であること。常に自分が起こそうとしている言動が、正解であるかどうかを疑える強さを持っている、いや持ち続けようと努力することに人の器の大きさを感じる。

もちろん、冒険がないと、新しい道は拓けない。見えること、できることばかりをしては、新たな価値を創り出すことはできない。

組織の中で、その組織全体の幸せが、結果的に自分にとっての幸せになることを信じ、役割意識を高く、能力を磨いて、失敗を恐れず限界に挑戦する。
ベンチャーに身を置くということは、昨日の自分は5年前の自分と思えるくらいの成長スピードを担保しないといけないということかなと。

仲間のために自分は存在し、仲間を信じることで、自分の限界に挑戦する。その先に未来があるだろうなと、感じる今日この頃。

正解をすることが大切なことではなく、間違い?非常識?前例がない?理解できない?と言われる事実を、正解に変え続けることを楽しみたい。

3年前に新たに創業した3Dベンチャー。ご縁あって大きなシード投資を受け、そしてその企業の皆さんからも多大なる温かいご支援も頂き、やっと世に「あたらしいおもしろい」を送り出せそうなところまできた。


ニューヨーク、パリ、そして東京。世界で活躍する先の言葉を体現できる一流のビジネスマンがその名のもとに集まってくれている。本当に感謝。
さぁっ!
The greatest virtues are those which are most useful to other persons.

役員昇格

ここ最近で、いちばん誇らしくもうれしい出来事です。

愛弟子であり、戦友でもある、藤田卓也。

去る6月30日付で新卒叩き上げ27歳、リトライブ社始まって以来の最年少での役員昇格が決まりました。

第二創業を表して3年での快挙に、元社長、現親会社社長、現チェアマンとして、未来価値の高い彼の存在を頼もしく思います。

新卒の頃は、ほんと、どーなるかと思ってましたが笑、ここ直近での事業の再構築を推進する中、メキメキと頭角を顕したニュータイプなリーダーに期待大です笑。

藤田くん、おめでとう。
そして、これからもあんじょう、よろしゅうに。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

今日はとてもうれしいことがありました。
それは3日に発表できればと思うのですが…家に帰ってから残務をこなす中で思ったこと少し…

僕は本当に恵まれているなと。

愛する奥さんがいてくれて、うるそーてオモロイ息子と、歩きはじめた愛娘。

そして志を共にする仲間たちに恵まれている環境に感謝。幸せは社会的な立場や年収の高さではなく、いかに充実した時間を得ているかが大事だと強く思う今日この頃。 稲盛さんから頂いたお言葉で一番好きなのは…

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

「人生や仕事の結果は、考え方と熱意と能力の3つの要素の掛け算で決まります。このうち能力と熱意は、それぞれ0点から100点まであり、これが積で掛かるので、能力を鼻にかけ努力を怠った人よりは、自分には普通の能力しかないと思って誰よりも努力した人の方が、はるかにすばらしい結果を残すことができます。これに考え方が掛かります。考え方とは生きる姿勢でありマイナス100点からプラス100点まであります。考え方次第で人生や仕事の結果は180度変わってくるのです。そこで能力や熱意とともに、人間としての正しい考え方をもつことが何よりも大切になるのです。」と常に語ってらっしゃいます。

本当にそうだなと…生きていると、ダークサイドになんどもなんども誘われる。悪く考えたり、悪い行いの衝動に駆られたり…

20年前、自ら企画した早稲田大学でのイベントにお越しいただき、語って頂いたこの言霊を胸に、心を強くして今日まで精進してきました。

多くの方々と接点を持つ中で、失敗したり、迷惑かけたりしたこともあったかと存じます。深く、深くお詫びします。

その分、さらにこれからもさらに前を向いて、かかわってくださった皆さんと夢や志を共にし、その方にも、そして家族や自分自身にも幸せが降り注ぐよう、英断をもって歩んでいきたいと思います。

感謝を忘れず。
敬天愛人。

2020.07.01 籾倉宏哉