NFTは拝金主義者のための技術ではない

Web 3、Web 3と、日経だけではなく、四大新聞にもその単語が紙面を踊るようになりましたね

NFTの投機ビジネスが幻滅期に入り、FTXやその周辺の事件がそれに拍車をかけ、ゲーム系のNFTの売買が停滞する中「しっかりとWeb 3技術の可能性を理解してビジネスを進めたい」とのお問い合わせを多く頂くようになりました。

その中で、〇〇-Fiや、〇〇DAOなどの考え方で業界のマウントをとりにいくことも大切なのですが、利用者を置き去りにしている取組も散見され、うん?それ【拝金主義】なのでは?と違和感を感じることも多々あります。転売だけがベネフィットって、どうなんだろうとも。

人々の生活を豊かにすることが大前提であり、それがビジネスになれば最高である。

でないと、一瞬儲かっても続かないだろうなーって。

で、整理したのがこの絵なのですが、いろいろなところでの会話に使っています。

本来NFTは「電子証明書」であり、どこが発行しているか、そしてそれは信用に値するのかが大前提で、稼げるから…という文脈で使われるものであってはいけない。ましてやその技術に海賊版データを使うなんてもってのほかだと。

買う側のモラルも育てないとですね。

ひと固まりのグループもしくは個人が複数のWALLETを使って、値段をつりあげた「NFT」を、たまたま引っかかった人がいて、そして損、いやタイミングによっては大損する。こんなの続いてはいけないと。ウォッシュトレードに使われるために生まれた技術であってはならない。

売る側はもちろん、買う側にも「罰則」も必要ではないかと思う今日この頃です。

無論、ブロックチェーンは万能ではありません。
だからこそ、志高い事業者さまと事業検討をさせて頂ける立場に感謝をし、さらに多くの方々との会話を深めて参りたいと思っています。

こんな僕らと会話したいぜ!ということであれば、いつでもお声がけください。引き続きよろしくお願いいたします。

日本を代表するBlockChain団体、JCBl の理事に就任

ご報告。

日本で最も影響力のあるブロックチェーン団体のひとつである、一般社団法人Japan Contents Blockchain Initiativeの理事に就任させ頂きました。

共通のトークンを使ってビジネスを共創するのはもちろんこと、会員企業ならびに関わって頂くすべての企業の皆さまに、ブロックチェーンの魅力と可能性をお伝えし、新しい未来を作り続けることをここに宣誓します!

引き続きよろしくお願いいたします。
リリースはこちら

WEB 3の本質

WEB 3は何かを排除するもではなく、受け入れ、そしてつないで、みんなで新しい市場を作るものだと思っています。

CEATECの会場でいろんな商談機会を頂戴し、本質的にWEB 3を理解している人が増えてきていると感じてます。これはありがたい。

その中で気になることが…。

WEB 3のインフラを作る時の大切なスタンスとして、なぜか中央集権を目指し、利権獲得思想をぬぐいきれない人が多いことに少し違和感と危機感を覚えます。

さらにDAOは利権集団ではなく、志をともにする集まりであり、他のDAOや、少し利害が違うところもあるけど、本質は同じという相手を排除するものではない、してはならないということをわかってもらわないといけないとも感じています。

ブロックチェーン技術の本質はブリッジ。

例えば…IP/CP、コンテンツ事業者に対して…

「うちのWEB 3基盤だけで、展開して頂けますよね?」

ってのが愚の骨頂。なんでそーなるだろう、やっぱり島国だからかなー。

直近、弊社をご選択い頂いた事業者様に、WEB 3基盤の導入を進めさせて頂いておりますが、

「ハンドリングすることは大切だけど、何かを排除するものであってはなりません。どんどんつないでいきましょう」

と、お伝えしています。channelは多いほうが絶対いい。これ鉄則。

子供たちも含めて、NFTをNFTと意識もしなければ、NFTとも言わない…そして1人に1ウォレットの時代はそう遠くない気がしています。

わくわくしてますし、慎重に市場を作って参りたいと存じます。

忙しい毎日。考えることも多く、楽しい日々

WEB 3、メタバース、NFT。
このバズワードが日々頭から離れない毎日を過ごしています。

正解がないこの領域に身を置く立場なので、商談はもちろんのこと、セミナーや講義、講演で一番聞かれる質問があります。

「成功事例を教えてください」

その答えとしては…

「それを作るのがあなたの仕事です。だから今日ここにいらしてますよね」
「一緒に考えましょう。シーズは用意できます、大切なことはベネフィットです」

そう返しています笑。

ポンジスキームもしくは、それに近いスキームでビジネスが成立している事例もありますが、それだと夢覚めて我に返ったときに人は離れて行ってしまう。

B2Bな取引において、つまり誰かのリスクマネーによって、潤っている事例も多くありますが、本質的にカスタマーの心が動いて、ROIとして結果が残っていることはまだまだ少ないように感じます。

でも多くの皆さんの「トライ&エラー」と僕も含めた業界全体が「更なる仕込み」を進める中で、答えが見えてきているものがあることも事実です。

敬愛するSteve jobsの言葉に大好きな言葉があります。

A period of time, will continue is said to fail completely.

ぶっちゃけ、いま、この業界は火中の栗を拾う人に幸があると、肌で感じます。インターネット元年に似てますね、ほんと…。お金と時間、そして多くの人を巻き込むリスクを取れること、いや取ることが重要。

1995年、僕自身のキャリアのスタートが富士通だったのですが、1996年に彼がAppleに戻り、まさに「ある期間、完全に失敗だと言われ続けることになる。」を清算しまくったのを横目で見ていました。

自らの過去も、不在だったときの経営陣の失敗をも清算しながら、新しいこと収益を担保できる動きも忘れない。

「じーさんMac」と呼ばれたPowerPC G3を手にするクリエイターな人々が街にあふれだしたのもこのタイミングとリンクしますねー。当時「パソコン使い方のビデオの制作」も担当していたのですが、そのビデオを作る監督、制作、編集、カメラマン、技術、照明、全員がMac・・・・おいっ笑。

1998年に投入されたiMacは日本の家電量販店の売り場を席捲し、白い箱を抱えていた僕らは完全に指をくわえてみることになったのをいまでも鮮明に覚えています。しかも、Microsoft Officeのマック版も出て、これはかなりやばいなと。

クリエイターだけでなく、レストランのレジの裏か控室にこそっとおかれていたパソコンが、カウンターの上に置かれるMacに代わっていたのもこの時でしょうか。最近だと、iPadだらけですよね笑。

商品がもつ哲学とデザイン力が凄まじく、用意しないといけないソフトも入れると10-20万以上の値段差があるのにも関わらず負ける。そんな悔しい思いをしたことを思い出します。

逆に言うと、インターネットのエントリーマシンとしての立ち位置を担保できたので、国内市場ではある意味強かったですが笑。でも…N電、日立、東芝、コンパック、エプソンと横並び。当時はソニーもパナソニックもそんなに強くなかったかな。

いろいろと思いを巡らせる中で…

The Internet is amazing, but there is no possibility that evoke the excitement. I want to achieve in the computer that impressive.

Internet and personal computers are biased towards conveying knowledge and information. I want to make PC existence full of humanity and want people to express their feelings more richly.

昔のノートに書いてあった彼の言葉です。耳が痛い。
まさに…

Metaverse is Internet.
NFT is BlockChain Technology.

これに気づけないと勝てない。

ちなみにそのノートには「パソコンビジネスとインターネットプロバイダーにに代わる新しい事業アイデア」と題して、3つの事業を検討したいと…書いてありました笑

1)コンテンツビジネス
2)超小型ノートパソコン
3)インターネット販売サイト

懐かしい笑、2はLooxとして,3はWeb Martとして、在職中に実現できたのですが、1は全くできなかった。それはうちの事業部門ではなく、niftyの仕事だと…。それでリクルートへ転職するキッカケに笑。

ふう。

だからこそ僕自身は、この業界に集まって頂ける方々を歓迎し、そして感謝し、一緒に未来を築いていけることを、本当にうれしく思っています。

面白く、そして世界中が豊かになる「ボーダーレスなすごい未来」を作っていきたいと、思っています。

Great products, not born only from passionate people.

そして、僕らと関わって頂いている多くの皆さまに感謝を。
いつもありがとうございます。

POCKET RDがMetaverse Standards Forum ™に加盟。

AVATARとNFT2.0で日本と米国のXR技術の架け橋を担います !

The Khronos Group Inc.(USA Oregon、President Neil Trevett)が運営するメタバースの標準化団体Metaverse Standards Forum ™に、最新鋭のXR技術である3Dアバター作成プラットフォーム「AVATARIUM」と、n次創作・流通、NFTマーケットプレイス「Pocket Collection」を開発運営する株式会社POCKET RD(東京都渋谷区、代表取締役 籾倉宏哉 )が、加盟したことをここにご報告します。

日本発のプラットフォーム技術が、世界に食い込んでいくためにも、メガベンチャーたちと「コミュケーションを担保」することが大きな第一歩だと確信しています。

実際問題、国内外で散見される事実としては、アバター技術においてファイル形式だけでは事足りず、ポリゴン数やリグ位置などはプラットフォーム依存で相互互換性が低く、NFT2.0においても情報を格納する内容が運用元により様々で、単なる電子証明書ではなくDAO化を推進するうえでのルールメイキングはまだまだ課題があるのが実情です。

メーカー出身の籾倉的には、VHSというビデオ世界標準規格化を推進した故高野鎭雄さんを予てより信奉してまして「共同で規格の充実を図る体制にしたこと」「量産に適した構造だったこと」「耐久性&互換性を重視した設計だったこと」という考え方が、長年の間みんなに愛されたインフラになったという事実につながったこと。この考え方に基づき、僕らも必要に応じて技術を公開し、多くの企業さんと一緒に面白くしていきたいと存じます(僕の大好きなVHSの技術と市場を結びつける要件相関図を添付します)。

もちろん互いに切磋琢磨し、技術力を担保することも大切だと思いますが、力を合わせて、みんなで面白くしていきたいですね!

吉本さんとメタ芸人プロジェクトはじめます

吉本さんとメタ芸人プロジェクトはじめます😊

吉本興業株式会社所属のタレントをPocket RDがアバター化。タレントのアバターを活用した新たなIPビジネスを共同で展開いたします。また、アバターの管理にはNFTを活用することを検討しております。

この取り組みにより、アバター化したタレントを、メタバース上でのイベント開催や出演、広告商材としての肖像利用など、いつでもどこでもオンライン上で「タレントIP」「芸人コンテンツ」をご活用頂けるようになります。

ご興味のある方はお問い合わせください。

大阪出身の僕には夢のようなプロジェクトです。吉本のみなさんに感謝、引き続きよろしくお願いいたします。

シンNFTプロジェクト、始動します

元リクルートの凄い企てな会!

オールアバウト率いる江幡 哲也さんアイランドな粟飯原 理咲さん盟友羽野 仁彦ちゃんと僕。メチャクチャ楽しかったし、未来を感じるディスカッションもたくさんできました。

場を作って頂いたえばたさんに深く感謝。いつも本当にありがとうございます

大学での講義…メタバースとNFTで成功するためには?

仮想空間上のビジネスの正解ってなんだろう。

来週末、ある大学でグループワークをベースにしたメタバース・NFTの講義を依頼されてまして…ちょっと頭の整理をしてます。ぶつぶつ・・・

事業を構築する上で、座組や資本、ビジネスモデルは非常に重要なファクターだとは思うのですが、もっとも大切なことは持続可能な「おもしろさ」「たのしさ」「すごさ」「べんりさ」をはじめとする利活用する人たちへの価値提供が重要なんだと最近感じることが多いですよね…。

それ作ったんはええけど、誰使うねん!

ってことあったりするでしょ?笑
田舎のよーわからん公民館とか爆…すみません毒はいて

僕はアバターとNFTをプロダクトとして持っているわけなんですが、それはただの技術所有という事実でしかなく、それを使ってどう料理するかが重要なんだと思っています。

WEB3は、リアルな空間をバーチャルな世界に置き換えて昇華させ、社会実装する上で、必要な技術であることは確かなのですが、哲学先行ましてや技術ありきで押し付けてはいけないとも思ったり…

特にDAOの理解は人それぞれで、プラットフォーム系の企業のえらいさんたちは、伝え方や理解の進め方を間違えると嫌悪感をもったりするだろーなーとも。

メタバース系の協議会がたくさんできるのはいいのですが、そこに権威を持たせるのではなく、消費者の幸せを強く願い、社会を豊かにするために活動してもらえるならいいかなーと。高い会費を要求し、その会費に見合う活動をしなければ的な思考だともったいないなと。

今の僕は、最新版でかつシナリオがないドランクドラゴンクエストのような謎解きな毎日を過ごしているのですが笑、純粋に「誰を幸せにしたいのか?」みたいなことがもっとも大切であるということを忘れずに進めていきたいなぁ。

そうか、どんなメタバースが受けると思う?ってお題にするからわからなくなるんだ。

メタバースじゃなくていいんだ。メタバースを構成する技術群をブロックに見立てて、目的とターゲットを定め、それを再構築してみーってお題にしよーっと。

わくわく笑