この新聞記事を読んでの雑感です。
色覚異常、半数気づかず 検査中止10年、進路断念も
色覚異常の子どもの2人に1人が異常に気づかぬまま、進学・就職時期を迎え、6人に1人が、進路の断念などのトラブルを経験していることが、日本眼科医会の調査で分かった。学校での検査は10年前に中……続き
僕は色覚異常です。
小学校の時、色覚検査でひっかかり、なんどもなんども再検査を受けさせられたこと、記憶に新しいです。「色覚異常(強)」と書かれました笑。
図工科で、風景を描く授業の時、山を茶色で染めて、先生に叱られたことをきっかけに、友達に弄られたこともありました。(先生は、その事実を知りながら、怒ったそのスタンスがいまだに合点がゆきませんし、そういう先生がいるなら許しません)
就職活動。
高校の時から憧れていた広告業界で仕事がしたくて、片っ端から会社訪問をはじめました。
やっとの思いで広告代理店の内々定が出ても、身体検査でひっかかり、内定は出してもらえませんでした。関西方面の代理店によっては、募集要項に最初から「受けないで」とはっきり差別表記をされているところもありあました。
でも、富士通やリクルートでの広告の仕事を歴任し、今では自分で広告の会社を経営、そう広告の世界に身を置いてもう18年。あ、色校で微妙な色は、いまでも自社のメンバーにかわりに見てもらって仕事をなんなくこなしています。
進路の断念?
自分がその道を極めたいという強い思いがあれば、まったく関係ないと思います。
確かに大変な問題かもですが、気持ちをしっかりもって、この障害に立ち向かってほしいなと思います。
この異常は隔世遺伝するらしいです。
僕の孫には迷惑をかけることになりますが、もし僕がこの世にいるならば、生き方をしっかり伝えていこうと思います。
大丈夫、道は自分で拓くもの。
拓けない理由にくよくよする時間を過ごすより、そのハンデを個性として捉え、違った拓く方法を見つけるほうが大切だと僕は思います。
色覚異常な皆さん、頑張って!
僕は味方です。