錬人術。
これは横浜を創った英傑=錬人術師たちです。
少し前に東大生の金脈にあたったという話をアップしましたが、少し視座を変えました。それは錬金術ならぬ【錬人術】を習得しなければならないということ。時に、大政奉還→文明開化、太平洋戦争→戦後復興のように、時代そのものが錬人術を実行する場合もありますが、この平和な日本ではその期待は薄く、人自身が実行しなくてはならないと思います。
福沢諭吉先生が、”education” を「教育」と訳したそうですが、実は「啓発・育成」という訳が正しいそうです。 つまりは「引き出して育む」こと。更に深く考えると、その時代がもつ錬人術は起業家と呼ばれる新しいことに突き進む経営者たちを生み出し、彼ら自身は自分自身が錬人術師となって、ビジネスを生み出し大きく育てる人を創ることからはじめたといっても過言ではないでしょう。
その昔、松下幸之助先生は
「松下電器は人をつくるところでございます。あわせて電気商品をつくっております」
といったことがあるそうです。つまりは、錬人術師。資金か、人か、ビジネスモデルか、それとも企業理念か…どちらが鶏か卵かという話に終始しがちなビジネスの飛躍のための議論ですが、まずは錬人術を常に高めたいと思っている意志の強い経営者が、しっかりと錬人していくことがすべての原点と思います。