仕事ができない人

仕事ができない人。
それは「自分は仕事ができる」って思っている人の事だったりする。
ただ知識を持っているだけ、ただ仕事ができる人の事を知っているだけ…そのイケてない具合は様々だが、大きな企業にいる人の場合が多い。

A氏:いやー僕ソーシャルに強いんですよねー。
モミ:そうなんだ、じゃあこのキャンペーンについて、考えてみてよ。
A氏:いや(汗)それはちょっと考えてみます。
(1週間後)
モミ:そういえば、あの企画できたか?
A氏:あ、すみません、いまからやりますっ。
モミ:は?怒。

こんな繰り返し…笑。
知っていることと、できることの違い。 これを知らない人が仕事のできない人なのかもしれない。大きな会社にいると、会社の持っている力が自分の力って誤解するんだろうなー。僕も富士通からリクルートに転じた時に味わった苦渋、あったなー。

富士通にいた事を語らなくなった時、ホンモノって認めてやる。

って先輩に言われたのをよく覚えています。(堀江さん、ありがとうございました。僕はこの言葉で目が覚めたのを覚えています)

おまえは何ができるひとなの?

って質問、耳が痛かった。本質的には、富士通にいた人ですってしか言えなかった。いくら自分の仕事にプライドを持っていたとしても、それは富士通のブランドがあってこその仕事ばかり。
確実に、謙虚さ…失ってましたね。
会社名じゃなくて、籾倉という名前で仕事がしたい。実績うんぬんも大事だけど、籾倉という人柄で仕事ができたら、素敵じゃないか?って思ってひたむきにやってきました。そしてこれからもそう取り組もうとって思っています。
いまでも現場大好きな僕は、よく営業に出向きます。
そこで、仕事ができない大企業の担当者さんはこういう話方をします。
時々あいますねーこういう人に。

「(虫けらをみるような眼で)御社はなにが強みなんですか?」
「(俺はできるけど君は?)うーん、別に自分たちでできるのでご提案は必要ないかと」
「(自分で全てを作ってきたのか?)いや、僕がキーマンなんですよね。代理店はイケてない人が多いですねー中味なくて」
「時間ないので手短に。(じゃあ呼ぶなよ…笑)」

なんて感じ笑。
自分の目を信じている=謙虚で、本質的な力がある。って僕は思うので、相手と話している中で、その力を見抜けるような人になりたい。そう、逆にいうとそういう人が「力があるひと=一緒に仕事をしたい」って思っています。
耳が痛いなら、あなたはイマイチな人だと思いますよ笑。