NFTは投機であってはならない。信用の創生が正解

NFTについての、頭の整理。

オレンジカード→イオカード→Suicaと進化した交通系を基軸にしたSmart Contract。
いま展開されている各種NFTビジネスは、オレンジカードと近い。汎用性がなくJRでしか使えない希少性のあるかのように感じる目に見えないプリペイドカードを手に入れているのと同じ。

もちろん電車に乗るために使うなら何の問題もないのですが…電車にも乗れないオレンジカードを喜んで買っているなーって笑。そもそもJRという中央集権型のプリペイドカードなので、他では使えない。

まだオレンジカードは金券ショップで転売ができたらからこそ、わかりやすい価値提供=市場ができていたが、いまのNFTクリエイティブを購入するという購買行動が、市場化につながるかどうかがよくわからない。

そもそもデジタルデータだとコピーできちゃうので、なんの価値提供ができているのかがわかりにくい。NFTクリエイティブを購入して、自分のパソコンになりスマフォに保存してから、それを転売する?ってあれ??って感じ笑。

あ、蔦屋でCDをジャケ買いしてPCに保存して、BOOKOFFで転売しているのと似てはいますが、リアルなモノがないというのがミソ。なにを所有しているのかがわからない…うん?ギャランティーカードだけを転売しているのに近いかも。

うなぎ食べたいのに、秘伝のタレだけで満足しちゃってませんか?笑

〇〇で手に入れたNFTクリエイティブを〇〇で活用できるってのが技術的に正解なのに、そこでしか価値が担保されれず、そこでもなにかに使えるわけではない…あれ?なんのためにそれ購入しているの?ってことに気づいてもらいたい。

その昔、ゲームセンターごとにメダルが違って、ポケットにたまたま入っていたメダルをゲーム機にいれて、なんだよつかえないじゃんなんて思ったことあったなー。それに近い。

ブロックチェーン技術の本質は非中央集権を前提に信用の創生を実現することであり、投機的でよくわかってない人の資産を棄損するために使ってはならないという哲学が重要だと強く感じています。

まだ業界全体がフィジビリティ段階なので、悪意があるというわけではないと信じ、技術と哲学をしっかりと理解し、市場形成していきたいと思います。