シャープがパソコン生産から撤退

これにはかなりびっくりした。

シャープがパソコン生産から撤退(ロイター記事)

メビウス(Mebius)がメインブランド。戦略ノート「SAMURAI」なども出したことがある大手メーカーの勇気ある撤退。これからもかなりの割合で撤退が相次ぐだろうな。ま、SHARPは太陽電池と液晶、そしてモバイルの復活がメイン戦略だろうし、まいいでしょう。
店頭での5~20万円前後の商売。メーカーとしては、1代売れても数万円の利益にしかならない。まさに薄利多売の時代に突入。ノートパソコンでさえ、高Specのものでも10万円を切るものも店頭にざらりと並ぶ。
メーカーとしての差別化が非常に難しくなっている今、PCメーカーに求められていることは、新たなビジネスモデルの展開だと思うんですよね。

キーワードは「ちゃりんちゃりん」

コンテンツやサービスを商品とした継続課金収入モデルと、ECモデル、広告モデルなどを組み合わせたのダイレクトビジネスの投下が急務だと僕は考えます。もちろんブランド価値が確実に下がるPC市場においては、ウツリギなカスタマーをおさえる「斬新なアイデア」が必要です。
ありますよ、アイデア(笑)。
ま、アンドロイドやWindows 7モバイルなどの携帯端末用OSモデルを展開して、ビジネスをユビキタスに振っていくのもありだと思いますが、Qualityが高い実装技術がないと厳しい。部材を組み合わせた、寄せ集め商社モデルで展開してきた大手メーカーにはそういった技術は皆無。
確かにケータイ部門にその技術はあるが、PCメーカー部門との人事交流もなかなか難しい中、それも簡単にはいかない。さぁどうする?