経営者的には、本来、広告とは売上を上げるために絶対に必要なものという視点を持っています。
でももちろん利益を生み出すためには、あまりやりたくない経費の一つでもあります。だからといって、やらないというわけにはいかない。
広告出稿担当たるもの、出稿するリスクを考えるのではなく、出稿しないで売上が落ちるリスクを鑑み、しっかりとマーケティング理論を学び、己のセオリーを見つけ、リスクを取って広告展開を実施すべき。
ましてや、媒体社や広告代理店にリスクを強いるのは愚の骨頂だと思うんですよね。
ネット広告の世界で、効果測定が明確であるという事にも起因して、非常にコストコンシャスになりすぎた広告出稿主が、結果的に売上がシュリンクし、倒産するのを多く見てきました。
今月号の宣伝会議でも高広さんが述べてらっしゃいますが、新しい価値提供を展開し、世の中への話題づくりを醸し出し、ネット広告や自社サイトをうまく作り、刈り取っていく手法を編み出すことが大切だと思います。
ツイッターやフェースブックの台頭で、本質的なクロスメディアの時代が到来した2010年。主も代理店もマーケッターとしての能力が試されていると思います。
プライドを持った、広告主に会える事が僕の楽しみです。頭脳と頭脳のぶつかりほど、セクシーなものはありません(笑)