という、ティナ先生(以下写真)が書いた訳本です。
ティナ先生の略歴は…
スタンフォード大学医学部で神経科学の博士号を取得。スタンフォード大学工学部に所属するアントレプ レナー・センター、スタンフォード・テクノロジー・ベンチャー・プログラムのエグゼクティブ・ディレクター。さらに、スタンフォード大学の経営工学・エン ジニアリング課程やハッソ・プラットナー・デザイン研究所でアントレプレナーシップとイノベーションの講座を担当。全米の起業家育成コースのなかでもトッ プクラスの評価を得ている。幅広い分野の企業幹部を対象に、頻繁に講演とワークショップを行なっている。
これまた凄い…んでもって、第一章の抜粋をすると…
いま、手元に5ドルあります。2時間でできるだけ増やせと言われたら、みなさんはどうしますか? これ は、わたしがスタンフォード大学で実際に学生に出した課題です。クラスを14チームに分け、各チームには、元手として5ドルの入った封筒を渡します。課題 にあてられる時間は水曜日の午後から日曜日の夕方まで。このあいだ、計画を練る時間はいくら使ってもかまいませんが、いったん封筒を開けたら、2時間以内 にできるだけお金を増やさなくてはいけません。各チームには、実際にどんなことをしたのかを1枚のスライドにまとめ、日曜日の夕方提出してもらいます。そ して、月曜日の午後、チーム毎に3分間で発表してもらいます。学生たちに起業家精神を発揮してもらおう――常識を疑い、チャンスを見つけ、限られた資源を 活用し、創意工夫をしてもらおうというわけです。
おなじ課題を出されたら、みなさんならどうしますか? いろんなグループにこの質問をすると、たいてい 「ラスベガスに行く」とか、「宝くじを買う」と言う人が出てきます。ドッと笑いが起きます。こういった人たちは、大きなリスクを取って大金を稼ぐという、 ごくごく低いチャンスに賭けているわけです。次によくあるのは、5ドルで道具や材料を揃えて、「洗車サービスをする」、あるいは「レモネード・スタンドを 開く」といった答えです。2時間のあいだに、使ったお金よりも多少儲けようという人にとっては、それもいいでしょう。ですが、わたしが教えた学生のほとん どは、こうしたありきたりな答えのはるかに上を行く方法を見つけました。できるだけ多くの価値を生み出すために、課題に真剣に向き合い、常識を疑った結果 ――豊かな可能性に気づいたのです。
どんなやり方をしたのでしょう? じつは、大金を稼いだチームは、元手の5ドルにはまったく手をつけてい ません。お金に注目すると、問題を狭く捉えすぎてしまうことに気づいたのです。5ドルは、あってないようなもの。そこで、問題をもっと大きな観点で捉え直 すことにしたのです。元手がないのにお金を稼ぐには、どうすればいいのか? 学生たちは観察力を磨き、持てる力を駆使し、創造力を発揮し、身近な問題を発 掘しました。自分や他人が経験したことのある問題、気づいてはいたけれど、そのときは解決しようとは思わなかった問題です。いつも身近にあるのに、とくに 意識していなかったものでもあります。こうした問題を掘り起こして、解決しようとつとめた結果、多いチームでは、600ドル以上を稼ぎ出しました。5ドル の投資リターンは、クラスの平均で4000パーセントにもなりました。多くのチームが元手に手をつけていないことを考慮すると、リターンは無限大とも言え ます。
では一体、彼らは何をしたのでしょうか?
ってな感じっす。
起業家として大切なことはなにかという原理原則を得るためには一番近道な著書にて、身の回りのルールを捨て、先入観にとらわれず新しい視座で物事を考える癖をつけるためにはどうしたらいいかを教えてくれる本です。
もうすでに読みたくなったでしょ?数時間で読破できるくらいの楽しい内容なので、是非皆さんも手に入れてみて下さい。1,400円+税っす!やっぱり、40代で必ずスタンフォードに留学しよっと。それ、おいらの目標っす。