フォロワーシップ。
停滞している組織、意志決定力がない上司、意志決定が理解できないで愚痴る部下などなど、不平不満が起こる組織の特徴として、社長をはじめとする経営陣や、マネジメント層のリーダーシップのなさが取りただされることが多いですよね。
僕は、それも問題だとは思いますが、そのリーダーについているメンバーそれぞれにも問題があると思います。
文句があるなら、リーダーをやれ…なんて思う事もありますが、ちょっと視点を変えてみると文句を言っている自分がカッコ悪いことに気づいて欲しい。
僕自身も宮仕え(会社員)時代がながったですが、リーダーに不満を感じた時にとっていた行動があります。それがフォロワーシップ。
たとえば、リーダーの足りないところを自分が補完してあげて、チームとしてプロジェクトを成功に導く。これ、スポーツの際にはチームワークなんて言葉でよく意識されるものだったりしますが、なぜか会社組織になるとチームワーク意識が弱くなる…。
ある本の巻末の抜粋ですが、こんな考え方があります。
リーダーとフォロワーのバランスのとれた関係がもたらす恩恵は、あらゆる健全な関係がもたらす恩恵と同じである。そこには公正な争いがあり、成長と互いへの尊敬、そして愛さえも生まれる。力が健全に発揮されれば、自分たちが仕える人びとの生活の改善を目のあたりにすることができる。
リーダーとフォロワーがそれぞれの役割を果たせば、どちらもさらに人の役に立てるようになる。この他者への貢献こそが、わたしたちの人生に意味を持たせるのだ。
健全な関係を築き、充実した生活を送るには、勇気が必要だ。勇敢なリーダーとフォロワーが協力して種をまいていけば、たとえすぐには収穫が得られなくとも、その真摯さと献身によって土壌を豊かにし、次の作付けに臨むことができる。
これ、よくないですか?この本はこちらから購入できます(笑)。
そう、この考え方は、人間としての器、つまりは立場関係なしに人として魅力的な言動ができているかどうかを常に考える事が大事だと教えてくれています。
つまり、究極に活性化された組織とは、全員が主体性をもって任務を遂行できる状態をさす。 誰かに何かの指示をされないと動かない人間がそこに存在することを許してはならない。 リーダー不在でも会社が稼働させることが、リーダーの任務。このフォロワーシップの醸成こそがリーダーの役目である。
と僕は思います。
自分が貢献できているか、そして他人をハッピーにすることを大切にしているか。そんな考えを大切に今日も生きていきたいと思います。