偶然という運命。
お客様からの電話がなる。
「この間は提案を本当にありがとう。社内説得に本当に時間がかかって申し訳ない。作ってくれた資料をたまたま上司が見てえらく気に入ってくれたんだ。今日一日で一気に社長まで案件があがって、決裁が下りました。一緒に仕事をさせてください。これからも末長くよろしくね。」
うれしい言葉ですよね。
個人営業とは違い、法人営業は「あおりすぎても×」「急がせ過ぎても×」もちろん「ほっといても×」「待っていても×」。「ちょうどいいが◎」なんですよね。社内組織は、企業によってまったく違いますし、進め方やルールも、そしてそこにいる人たちの価値観も。別の会社では「気がきくねー」といわれたことが「小賢しい」と言われてしまうこともあります。
大事なことは、スピーディーかつ的確に「キーマン」とも呼ばれる担当者の方々を確実にとらえ、その方の擬似的な部下としてどれだけ「献身的に努力する」ことができるかがポイントです。
「あー、運命的な出会いはないかなー?」 「あー、もっと偶発的に受注できないかなー」と、お酒やパチンコ、マンガに勤しんでいては、偶然は生まれるはずはありません。
朝の電車の中では、ぜひ新聞や業界誌、人間としての先輩が執筆した書物を手にしてください。特に、このインターネットの時代になんで「新聞」と思うかもしれませんが、新聞は「俯瞰的に業界の情報を手に入れるための癖が身につく」ので、絶対に必要な時間です。「新しく聞くと書いて新聞」。自分の担当しているお客様のリリースが掲載されていたり、その関連企業や競合企業、そして業界の情報が満載です。
それもひとつの努力。きっと、ミルクレープのような努力の積み重ねが、「幸せ」という偶然を呼ぶでしょう。それは恋愛も一緒です。
努力した人に「偶然という運命」の橋はかかる。