どんな企業にも、出会いがあり別れがある。
未来を創りたくて、もしくは尊敬できる仲間と仕事がしたくて、意気揚々と、その企業に入社することもあれば、志半ばで、体を壊したり、心が折れたり、はたまたもっと給料が欲しかったり、純粋に新しい仕事をしたくて辞めるときもある。
でも…柔道の受け身と一緒で、辞めるときのその辞め方が、その人の本当の価値を決めると僕は思ってます。
それは、沢山の人に止められたり、辞めるときに飲みに誘われるってことが、その人の価値を決めるとか浅はかは話ではなく、企業に勤めるという事は、人と人の繋がりを深める「人間活動」ということであることを忘れずに、同じ時を過ごしてもらえたことに感謝をして、離れるであろうその組織と、今後も形を変えて付き合えるように素地を作っておくことが大切。
昨日、創業期を共に歩んだ心友である元役員の吉尾君が僕のところに遊びに来てくれた時に、深く強く感じたのですが、やっぱり離れても繋がっていることの大切さ、忘れてはいけない。
この時期、異動や評価への不満で、自分の居場所から離れる判断をする皆さんにお願いしたい、その判断、本当に間違っていませんか?自分の小さな箱に閉じこもってませんか?と一度だけ立ち止まって、自問自答してください。
そして離れる判断をしたなら、その古巣への敬意の念をはらう事と同時に、その組織を構成する人への感謝の念を伝える事、絶対に忘れないでください。
それは、あなたにとって、数年後、いや数十年後に絶対にあなたの宝になるはずですから。
辞め方が、その人の価値を表す全てです。