資金調達は世の中を創るために実行するもの

株式市場の活況を受け、IRが事業活動みたいなってる会社が散見されますね…。

「この会社はいつまで資金調達してるんだろう?」って、起業家仲間と話をしていたのですが、足元のPL/BSを見ると?????が沢山ついてしまう始末…涙。

世界に誇れる先進的かつ画期的なテクノロジーベンチャーならまだしも、どこかのベンチャーの事業を、少しカスタマイズしたサービスベンチャーに多いのも問題だと思うんだよな…しかも開発を外注しているならなおさら。

# 事業サイトなどを見比べると、酷似していることがしばしば笑。

ITバブルの時も、そういうベンチャーが10億単位で調達したものの、力及ばず2~3年でその舞台を降りるのをたくさん見てきました。

その事業そのものに、marketabilityがないと判断したとき、調達した大切な資金を抱えて、全然別の事業を立ち上げるような気概が見られなかった。 キャッシュ残をみて、IRで事業を繋ぐのではなく、変化と対応がその企業の本質力。進化と同じですよね。それでこそ永年企業になれる。

特にVCさんに求めるのは、IR上でのデューデリではなく、その起業家本人の資質…「出資したお金で、ちゃんと大きな花を咲かしてくれるのか?」でお願いしたいなと。「ここの代表、営業力をママIR力にしてるなー」って、ちょっとリファレンスとればわかるはず。お願いだから、どこかがリードとってるから「うちも!」って出資は避けてほしい。 ここ直近の大型調達情報を見て、かなりの胸騒ぎがしています…。 まぁそれが「日本ならでは」なのかもですが笑。