1円をみんなで削った創業期の努力。
資金繰りが悪化した時、少額でも受注を頂けたときの喜び。
お客さまからお金を頂けることへの感謝。
いまこそ、しっかりと噛みしめなければならないと思った。
会社は6期目。
7500万円もあった累積損失も消え、無借金で経営をさせて頂いている中、社員たちの当り前のレベルがあがり、毎月の飲み会の会社負担からはじまり、会社側からのインセンティブなどの報酬制度が生まれ、本人たちが専門学校で学ぶことに対して全額補助される制度が予算化された。
そんな中、ありえないことが起こった。
担当している職務や業界の違い、上司との関係などで、インセンティブの開きが出て、自分の努力議論をそっちのけの不満。
本当に悲しかった。心から悲しかった。
会社が好意で用意した制度に、自分の努力があきらかに足りない中で、その制度に当てはまらないというだけで不満をぶちまけるメンバーが出てしまった。結果が出てないのは自分自身の問題なのに、それを会社の問題として巧妙にすり替えてくるとはびっくりした。
事業拡大する中で「感謝することと謙虚になること」の本質を、理解していないメンバーを容認してしまっている組織を悔やんだ月末。
そもそも、自分が会社≒仲間に貢献することにより、成長し、そして評価され、会社から大事な存在であることを証明してもらえることが、インセンティブや助成制度の適用なのに、そんな不満をもつ人間には、たとえ目で見える数字がよかったとしても、報償は適用するのをやめようと思う。
幸せのレベルがあがったときこそ、あたりまえのレベルを自分でさげて、小さなことでも感謝ができる人は強い。そういうメンバーを大切にしたい。そして、それができないメンバーには組織を去ってもらうことも大切だと改めて思った。