【脱娑羅双樹】常に謙虚、常に成長、常に笑顔一杯

盛者必衰。
とはいえ…年齢的には、年下の方ですがベンチャーの経営者として著名な大先輩の企業が、先日大きな音を立てて倒産してしまいました…。
最近ご連絡がないと思っていたところだったので、びっくりしています。リーダーである社長はとても謙虚な方で、素晴らしい人格者。ファンも非常に多く、どこかのベンチャーが移転したときやお祝いの場所には、必ず彼の名前が刻まれたお花を見かけるほど、心配りが繊細な方。
志や、営業力の担保、ビジネスモデルの先見性だけでは事業が継続できないという、かなり厳しい市場環境下の中、僕も頑張らなければ、紙一重なのがこの御時世。弊社は、まだまだ景気に左右されるような大きな事業体ではありませんが、毎日多くのお客様とお会いするなかで、その方々からマイナスな言葉が発せられないときはぶっちゃけ数少ないですね…。
平家物語のど頭を日本語訳すると…

祇園精舎の鐘の音には、諸行無常すなわちこの世のすべての現象は絶えず変化していくものだという響きがある。
沙羅双樹の花の色は、どんなに勢いが盛んな者も必ず衰えるものであるという道理をあらわしている。
世に栄え得意になっている者も、その栄えはずっとは続かず、春の夜の夢のようである。
勢い盛んではげしい者も、結局は滅び去り、まるで風に吹き飛ばされる塵と同じようである。

こんな理(ことわり)になっていますが、常に成長し続け、成果を繰り出し続ける企業は、この限りではないと信じてかんばりたい、いや頑張るべきだと思います。

盛者必衰であるということを謙虚に受け止め、自分が盛者ではなく成長者であること、そしてあるべきでないといけないということを常に自問自答し、努力を続けたいと思います。

リーダーは、強くあるべき。そして誰よりも朗らかでホスピタリティーにあふれる人間性を持つべき。毎朝、日経新聞を前にそう強く誓う日々です。
前述の先輩にも、ぜひ違ったビジネスモデルで再起を図って頂き、ご活躍を期待しています。シリコンバレーのベンチャーキャピタルは、その出資を仰ぐ経営者のトラックレコード(経歴)に、失敗をしたという実績がないと投資実行がなされないというセオリーも一部にはあるそうです。
キーワードは棺桶に入るまで、成長ですね。今日もガッツリがんばりますよ!