リクルートの50年の歴史におよぶ、僕なりに本質的な財産を考えてみました。
それは、江副さんが残した5つのものが大きいなぁと思います。
1.自分自身をプレゼンすることに長けた学生をアメーバー方式で見つけ、 自社に対する高い課題意識を持った社員で構成される人員に育て上げる「めっちゃこわいけど、尊敬できて、おもしろい先輩」が揃っていること
2.AIDMAよりも売上に直結し、事業性に富んだ「リボン図」というマーケティングフレームワーク神話を早期に確立したこと。
3. 適度に辞めたくなる雰囲気を「MVPがとれない」「社内報 かもめに出れない」等により担保できていること
4.個人を徹底的に褒めたたえる手法に長け、成長と成果の達成の中で自然と前述の課題意識から、自ら事業部長になりたいという意識が芽生えること。そもそも事業承継を考える必要がない。孫さんのいう銀河系経営ができていた(日経ビジネス/今週号参照してください)とも言えますね。
5.元リクルート。退職して元社員ブランドを生かし、たとえド競合を作ったとしても、市場拡大に役立つもしくは敵にもならないという考えで、ほぼ絶対に訴えないという寛大な意識が会社にある。凄まじいのは元リクルートって言って講演や著作本で商売をしている人も多く存在し、その元社員ブランド力は随一。
かなと(笑)。元社員の名前で商売ができるブランド調査ってやってみたい。能力じゃなくて、純粋に「元◎◎社」という調査ね…できるかなぁ。
特に、このリボン図は最高に良くできていると思います。技術やめっちゃマーケティングしないと売れないビジネスを富士通でやっていた身としては、本当に目からうろこでした。
現に1兆円を稼ぐビジネスモデルとして日本という国に君臨しているわけですから、文句なしに凄いと思います。
でも負けないもーん、うちも頑張ります(笑)