企業経営をしていて、大企業病の意味がなんとなくわかってきた。
そしてベンチャー企業が悪い意味でのヒトモノカネで苦しむ中小企業に成り下がる意味も同時に分かってきた。
先駆者、それは事業立ち上げた担当者や、起業家などがそれにあたると思うのですが、その人は最高のアイデアを実現するために、新たなるアイデアをも取り込み、実現に向かって邁進する。その実現のためには、最高のチームが必要なので、実現に欠かせない人を必死に口説きもするし、資金も集めるし、集まる。
言っていることが180度変わったり巡り巡って360度回ってもどったりするのも、そのためであるんだと笑。
もちろんその熱量が高ければ高いほど、成功する率は高くなる。
つまりは、成功するのではなく、成功させる熱量が成功という事実に導くのであると。
でも、ある程度の成功を確保すると、かかってしまうのが、大企業病・中小企業病じゃないかと。
当たり前だけど、そのあとからその熱量を理解せずその熱量によって築かれたものにだけ魅力を感じる人は、そのレールをルールとして考え、新しいアイデアを取り込むことよりも、そのルールを守ることを大切にしてしまう。
そのルールによって現状の停滞を生み出しているということ気づけるリーダー、つまりは企業経営者や上司と呼ばれる人たちが新しいことをどんどん取り込むという強い意志がないと、ビジネスは続かない。
起業家の息子が社長になったり、創業者のかばん持ちが社長になった段階で、成功するかどうかは、この視点をその人自身が理解しているかどうかだろうな。
どんなレイヤーでも、社会人の常識とかいう、大人がうまくやっていくためのルールはいらない。
世の中に役立つもの、世の中で本当に必要なものを、斬新なアイデアをもって実現し続けることがビジネスであると。
稼ぐこと、ルールを守ることはビジネスではない。