関西にはベンチャーが足りない。中小企業はベンチャーじゃない

今夜は、同志社の学生数人と会食。
とっても楽しい夜を過ごしました。
で、そこで気づいたのは…ベンチャーを選ぶ学生が関西ではまだまだ少ないという事実。
首都圏在住の学生が、ベンチャー企業への入社を選択するという人生の判断をすることは、かなり一般的になってきた気がするが、関西ではまだまだといった感じ。
そもそも関西にベンチャー企業が少ないという事実もあるが、それよりもなによりも、起業する人の多くは「個人事業主」であり、かつベンチャーというよりも安定を求める「中小企業」のパターンが散見されるのも事実。
関西の交流会とかで「うちはベンチャー企業です。」なんて言っている社長によくよく話を聞いてみると…キャッシュフローだけを意識した経営であったり、社長だけが営業をして、社員はなにをしているかというと、社長の秘書的な事務員の集合体でしかなかったり…そこにはオリジナルのビジネスモデルがない。
あとは、ベンチャー企業の拠点はあるが、大阪はあくまでも営業機能しかない支店だったりする事実も、学生がベンチャーを選ばない、いや選べないという結果に繋がっているんだなーと実感。
関西の社長さんを魅力的な交流会などに誘ってみたりするのですが「東京に行くコストも、新幹線代が払える案件じゃないと行かない」なんて発言も多く、そんなスタンスじゃ、世界を凌駕するようなビジネスモデルを構築できる企業になれるわけがない涙。
先日弊社でプロデュースしたベンチャーイベントで、同志社大学出身のベンチャーの経営者を片っ端から探していると…ガンコの小島社長、TCCの増田社長、DHCの和田社長…であとは?って感じ…。ほとんどが老舗企業の社長や、親の企業を継いだ二代目社長が名を連ねる…。
むーん、関西では面白いことができにくいのか。
世界を意識する事業であれば、拠点が東京だろうが大阪であろうが関係ないはず。
笑いの街、陽気な街である関西ならではの事業って絶対にあるはず。
これから就活を始める15年卒の大学生たちが、3年で愚痴るばっかの社員に成り下がるような大企業に捕獲される前に、大海原で暴れるキッカケを少しでも多く創りたいと思います。
関西は面白い。
さ、明日も宜しくお願い致します